FC2ブログ

今年は全体的に気温が高いようで、桜など花の開花が例年より早かったり、
5月に真夏日になったりしていますね。
また、梅雨になると湿度も上がります。
こんな時は熱中症に注意が必要です!!

汗をかけないワンちゃん・ネコちゃんは、私たち人間よりも暑さや湿度に弱く、熱中症になりやすいです(特にワンちゃん)。
「まだ5月だから…」とエアコンを入れず、窓を開けていたり扇風機で過ごすお家も多いかと思いますが、気温だけではなく湿度も下げてあげる必要がありますので、エアコンは入れてあげましょう。

【熱中症対策】
★エアコンを入れ、室温22℃~26℃、湿度50%~60%位にする
★エアコンの冷気は下に沈むので、扇風機やサーキュレーターで冷気を拡散し、直接冷気や風が当たらないにようにする
★日中でもカーテンを閉めるなどして、室内に熱がこもらないようにする
★屋外では、風通しの良い日陰を作り、土や草の上で過ごせるようにする
★常に新鮮な水がたくさん飲めるように用意する
★食事、睡眠をしっかりとれるようにする
★毛玉はフェルト状になり熱がこもりやすいので、ブラッシングや毛刈りなどで皮膚の通気性を良くする
★散歩の時間は早朝や日の暮れた夕方などにする

【こんな症状に注意】
☆元気がない もしくは ぐったりしている
☆食欲が落ちている もしくは 食欲がない
☆ずっと「ハアハア」と口を開けて呼吸している
☆下痢をしている
☆嘔吐をしている
☆身体に触れるといつもよりも熱い

こんな症状が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう!!




スポンサーサイト



ここ数年ニュースで耳にするようになった、『SFTS(重症熱性血小板減少症候群)』についてお話しします。


『SFTS』は2011年に新しく発見された、『SFTSウイルス』がダニによって媒介される感染症です。

人が感染すると、6日~2週間の潜伏期間を経て発症します。
主な症状は、発熱・消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛など)
その他、頭痛・筋肉痛・神経症状(意識障害、失語など)・リンパ節腫脹・出血症状(皮下出血、下血など)です。

致死率は6.3%~30%と報告されています。

感染経路はマダニを介したものがほとんどですが、感染血液などの体液との接触により人から人への感染も報告されているそうです。
今まで動物は感染していても発症はしないと思われていましたが、感染犬・感染猫がそれぞれ発症した例が、国内で各1件ずつ報告されています。
2017年7月30日には動物園で飼われていたチーターがSFTSに感染・発症し、死亡したと報告が出ています。
また、最近では衰弱したノラ猫に咬まれた人がSFTSを発症し死亡したという事例も確認されています。
(※ただしこれに関しては、その猫がSFTSに感染していたのかは不明であり、またその猫に咬まれたことが原因で人がSFTSに感染したのかは、まだ明らかになっていないようです。)

このような報告から、未だ解明されていないことが多いウイルスといえるのではないでしょうか。
その為、治療は、各症状に対しての対症治療しかなく、有効な薬やワクチンはありません。


マダニは草むらや農地、林、野生動物の生息する様な森などあらゆる場所にに潜んでいます。
はじめはとても小さく(3mm~4mm程)、動物の血液を吸血して生きています。
吸血時はあごを動物の皮膚の中に埋め込んで吸血します。
一度吸血しはじめると、お腹がいっぱいになるまで(約1~2週間)は吸血部位を離れません。
お腹がいっぱいになるとパンパンに膨れ、何倍もの大きさになって、やっと離れます。

もし、ペットや人間に吸血しているマダニを発見したら、無理に取ろうとしないで下さい。
無理に取ると、マダニのあごが皮膚の中に残り、炎症・化膿を起こしたり、取り除く際にマダニをつまむことで、マダニの体液を注入してしまうこともあります。
マダニを見つけたら、ペットは動物病院に、人は皮膚科に行かれることをお勧めします。



以上のことから、予防が大切といえます!
ペットのマダニ予防は欠かさずしてください。
マダニが生息しそうな場所に入る時は素肌をなるべく隠した方がよいでしょう。


ペットのマダニ対策は、当院へご相談下さい。


マダニが媒介する病気は他にもいろいろあります。
詳しくは、下記HPを閲覧して下さい。

【SFTSに関して】
厚生労働省 SFTSについて
厚生労働省 SFTSに関するQ&A
国立感染症研究所 SFTS

【その他 ダニ媒介感染症】
国立感染症研究所 回帰熱
国立感染症研究所 ダニ媒介性脳炎
国立感染症研究所 日本紅斑熱
国立感染症研究所 ライム病

【マダニ対策】
国立感染症研究所 マダニ対策、今できること



ワンちゃん・ネコちゃんも人と同じようにウンチがゆるくなることがあります。
ごはんの種類が変わったり、食べ慣れないものを食べたりすると下痢になる事がありますが、病気の初期症状として下痢になることもあります。
なので、元気がある時でもウンチの様子がいつもと違うなと思ったら、一度糞検査を行うことをお勧めします。

病院にウンチを持ってくる時は、ティッシュや紙などの水分を吸収してしまうものではなく、ビニール袋やラップなどに包んでお持ち頂けると、検査がより正確におこなえます。
また、細菌や寄生虫がウンチの中にいる場合、時間が経つとそれらが死んでしまい、検出できなくなってしまうことがあるので、なるべく新鮮なウンチ(できれば24時間以内)をお持ち下さい。




今日はみなさんが年に1回接種するワクチンについてお話させていただきます。

ワクチンは、病気を引き起こす病原体に対して免疫をつけるために接種します。
免疫をつけておくことで、病原体がワンちゃんやネコちゃんの身体の中に入ってきた時に症状がでなかったり、症状が軽く済むことが期待されます。


では、どんな病原体に対するワクチンがあるのでしょう。
当院ではワンちゃんのワクチンとして、5種混合ワクチン、8種混合ワクチン、パルボウィルス単体のワクチンが、ネコちゃんのワクチンとして、3種混合ワクチンがあります。

5種混合ワクチンには、主に呼吸器症状を示す犬アデノウィルス2型犬パラインフルエンザウィルス、肝炎を引き起こす犬アデノウィルス1型、腸炎を引き起こす犬パルボウィルス、そして様々な症状を引き起こす犬ジステンパーウィルスが含まれています。
8種混合ワクチンは、5種混合ワクチンに含まれているものに加え、ネズミの尿から感染するようなレプトスピラウィルス(2つの型)、腸炎を引き起こす犬コロナウィルスが含まれています。

ネコちゃんの3種混合ワクチンには、ネコ風邪と呼ばれる猫ウィルス性鼻気管炎ウィルス、口内炎が特徴的な猫カリシウィルス、子猫で重症となる猫汎白血球減少症ウィルスが含まれています。

これらの病原体は、ワクチンで免疫がついていない状態で感染してしまうと重症化しやすかったり、時には死んでしまうようなものもあります。感染してから治療を行う、というよりも感染しないうちにワクチンで予防しておくことをお勧めします。

また、ワンちゃんのワクチンで忘れてはいけないのは狂犬病ワクチンです。
このワクチンは我が国の法律で年に1回接種することが義務付けられています。
狂犬病は、日本は清浄国となっていますが、海外では一部の国々を除いて世界に分布しています。狂犬病ウィルスは全ての哺乳類に感染し、人は主に狂犬病に感染した犬に咬まれることによって感染すると言われています。発症してしまったら、人も犬も100%死にいたる恐い病気です。そんな病気が海外から日本に入ってきたら大変です。ワクチンでしっかり予防をしましょう。

ここまでは、ワクチンのメリットとして病気を予防できる、といった話をさせていただきました。しかし、ワクチンにもデメリットはあります。稀にですが、ワクチンに対してアレルギー反応を起こしてしまうワンちゃん、ネコちゃんがいます。アレルギーの症状として、熱っぽくなって元気がなくなったり顔や注射部位が腫れてきたりすることがあります。一番恐い反応としてアナフィラキシー反応がありますが、これはだいたいワクチン接種後1時間以内に起こると言われています。ぐったりしてしまったり、痙攣が起きたり、呼吸が速くなる、といったようなショック症状が見られます。ワクチン接種後1~2日は注意深く様子を見てあげてください。そしてこのような症状が見られたら、すぐに病院に連れてきてください。
また、ワクチン接種後数十分ぐらい待合室や車の中でお待ちいただいて、少しの時間でもアレルギーの反応が起こらないかどうか病院で確認することもできますので、ご心配な方はお声をかけてください。

最後になりますが、ワクチンの効果を最大限につけるには接種時期が重要となります。ここからは少し、接種時期についてお話させていただこうと思います。
当院では、混合ワクチンについてワンちゃんもネコちゃんも60日齢で1回目の接種を行います。これは、ちょうどお母さんからもらった病原体に対する抗体が切れてくる頃で、自分自身の免疫反応として抗体が作られる時期となります。
2回目の接種は90日齢で行います。これは、1回目の接種で病原体に対する記憶があるので、2回目を行うことで短時間にたくさんの抗体を作ることができます。
これで免疫が完成し、次からは1年後の接種となります。
狂犬病ワクチンにおいては、91日齢以上のワンちゃんは所有してから30日以内に登録し、鑑札の交付を受けるとともに、ワクチンを接種させなければいけません。

ワクチンは病気からワンちゃんやネコちゃんを守る上で重要です。少しでも飼い主さんのワクチン理解の手助けができたら幸いです。
ご質問等ありましたらお気軽に病院にお問い合わせください。




ノミやマダニは吸血動物です。
これらに刺されることによって様々な被害にあってしまいます。


ノミの被害

ノミに刺されると激しい痒みによって寝られなくなってしまったり、食欲が落ちたりします。
子犬や子猫の場合、大量に寄生されて貧血を起こすこともあります。
他にも「ノミアレルギー性皮膚炎」や「サナダムシ(瓜実条虫)」の感染などがあります。

「ノミアレルギー性皮膚炎」とは…
ノミの吸血により唾液成分がワンちゃんやネコちゃんの体内に入ることによってアレルギー反応が起こり、激しい痒みや湿疹、脱毛などを伴う皮膚炎を示すようになることです。
一度この状態になるとその後は、わずかなノミの寄生でも皮膚炎に悩まされてしまいます。


「サナダムシ(瓜実条虫)」とは…
大きいものだと体長50cm以上になる虫です。
ノミの幼虫がサナダムシの卵を食べて、ノミの体内で発育します。
成虫になったノミをワンちゃんやネコちゃんがグルーミングで食べてしまうことで小腸に寄生して、下痢や嘔吐の原因になります。
サナダムシに感染したら駆除も必要になります。


ノミは室温が13℃あれば充分にライフサイクルを循環できます。
たった数匹のノミでも、孵化を繰り返しながらどんどん繁殖し、いつの間にかのみだらけという自体になる恐れがあります。
また、ペットを室内で飼っているからといって、ノミが寄生しないとは限りません。
人間の靴の裏などに着いて家の中に持ち帰ってしまうこともあるからです。


ダニの被害

マダニは貧血や皮膚炎だけでなく、「犬バベシア症」などの恐ろしい病気をうつすこともあります。

「犬バベシア症とは…」
バベシア原虫がワンちゃんの血液の赤血球に寄生・破壊することによって、貧血・発熱・黄疸などを起こし死に至ることもある恐ろしい病気です。

薮や草むらに生息するマダニは、ペットの散歩時に寄生するチャンスを狙っています。
都会の公園や河原など、少しでも緑が多い場所に近づくときはマダニに注意してください。
散歩から帰ったら、頭や耳、目の縁やお腹、足の指の間などの皮膚の軟らかい部分を中心に、マダニがついていないかチェックするようにしましょう。
万が一マダニを発見しても無理に取ろうとはしてはいけません。
化膿したり病原体をペットにうつすことがあるからです。
見つけたときにはすぐに動物病院へ来て下さい。

こういったノミた&マダニの被害を防ぐために、しっかり予防をして、大切なワンちゃん・ネコちゃんの健康を守ってあげショウ。


当院では首に垂らすタイプの他に、頻繁にシャンプーする子や薬をつけるのが苦手な子のために、飲むタイプ(タブレット)の予防薬もご用意しています。
解らないことなどありましたらお気軽にスタッフにご相談下さい。