これらに刺されることによって様々な被害にあってしまいます。
ノミの被害
ノミに刺されると激しい痒みによって寝られなくなってしまったり、食欲が落ちたりします。
子犬や子猫の場合、大量に寄生されて貧血を起こすこともあります。
他にも「ノミアレルギー性皮膚炎」や「サナダムシ(瓜実条虫)」の感染などがあります。
「ノミアレルギー性皮膚炎」とは…
ノミの吸血により唾液成分がワンちゃんやネコちゃんの体内に入ることによってアレルギー反応が起こり、激しい痒みや湿疹、脱毛などを伴う皮膚炎を示すようになることです。
一度この状態になるとその後は、わずかなノミの寄生でも皮膚炎に悩まされてしまいます。
「サナダムシ(瓜実条虫)」とは…
大きいものだと体長50cm以上になる虫です。
ノミの幼虫がサナダムシの卵を食べて、ノミの体内で発育します。
成虫になったノミをワンちゃんやネコちゃんがグルーミングで食べてしまうことで小腸に寄生して、下痢や嘔吐の原因になります。
サナダムシに感染したら駆除も必要になります。
ノミは室温が13℃あれば充分にライフサイクルを循環できます。
たった数匹のノミでも、孵化を繰り返しながらどんどん繁殖し、いつの間にかのみだらけという自体になる恐れがあります。
また、ペットを室内で飼っているからといって、ノミが寄生しないとは限りません。
人間の靴の裏などに着いて家の中に持ち帰ってしまうこともあるからです。
ダニの被害
マダニは貧血や皮膚炎だけでなく、「犬バベシア症」などの恐ろしい病気をうつすこともあります。
「犬バベシア症とは…」
バベシア原虫がワンちゃんの血液の赤血球に寄生・破壊することによって、貧血・発熱・黄疸などを起こし死に至ることもある恐ろしい病気です。
薮や草むらに生息するマダニは、ペットの散歩時に寄生するチャンスを狙っています。
都会の公園や河原など、少しでも緑が多い場所に近づくときはマダニに注意してください。
散歩から帰ったら、頭や耳、目の縁やお腹、足の指の間などの皮膚の軟らかい部分を中心に、マダニがついていないかチェックするようにしましょう。
万が一マダニを発見しても無理に取ろうとはしてはいけません。
化膿したり病原体をペットにうつすことがあるからです。
見つけたときにはすぐに動物病院へ来て下さい。
こういったノミた&マダニの被害を防ぐために、しっかり予防をして、大切なワンちゃん・ネコちゃんの健康を守ってあげショウ。
当院では首に垂らすタイプの他に、頻繁にシャンプーする子や薬をつけるのが苦手な子のために、飲むタイプ(タブレット)の予防薬もご用意しています。
解らないことなどありましたらお気軽にスタッフにご相談下さい。
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